日本初!松島湾が『世界で最も美しい湾クラブ』に加盟
平成25年12月6日、カンボジア王国カンポット州で開催された「第9回世界で最も美しい湾クラブ世界会議」において、松島湾が「世界で最も美しい湾クラブ」への加盟を認められました。これまで日本の加盟湾はなく、松島湾は日本で初めての加盟湾となりました。
多くの人々を魅了し続ける日本三景として美しい景観、代表的な牡蠣などの海の幸、我々に豊かな恵みを与えてくれる松島湾が世界に誇れる湾として、新たな称号が付与されました。
〈世界で最も美しい湾クラブとは〉
1997年に湾を活用した観光振興、地球環境保護や観光資源の保全を目的にフランスのヴァンヌ市(モルビアン湾観光局)に本部を置く非政府組織(NGO)「世界で最も美しい湾クラブ」が設立されました。ユネスコと連携した活動も行っています。
フランスのモンサンミシェル湾をはじめベトナムのハロン湾、アメリカのサンフランシスコ湾、韓国のヨス湾など、松島湾を含め31の国と地域の42湾がこのクラブに加盟しています(平成25年12月加盟時現在)。これらの湾のうち、湾及びその周辺地域が世界遺産として登録されているものもあります。美しい湾という共通の財産を持つ地域の世界ネットワークに松島町も参加することになります。
〈松島湾の評価と期待〉
いにしえから人々を魅了し、今なおその美しい景観を保ち、その恵みを受けながら人々が営む姿が共存している松島湾は世界会議でも高い評価を受けました。このような松島の宝を大切に守りながら後生に引き継がれていくことも大きく期待されています。
日本で初めての加盟が認められた松島湾について、「世界で最も美しい湾クラブ」創設者のイブ・ボリウス氏はこのようにコメントしています。
「松島湾は湾に浮かぶ島々の景色がとてもきれいな湾。そこで暮らす人々がその美しい湾を守りながら生活を営んでいる世界遺産にも匹敵するすばらしいところ。メンバーとして一緒にがんばりましょう。」
〈加盟までの経緯〉
2008年4月 フランス政府観光局長より湾クラブの加盟提案を受ける 2010年1月 湾クラブ総務部長ブルーノ・ボダール氏来町。勧誘を受ける 2010年2月 湾クラブ創設者 イブ・ボリウス氏来町 2010年4月 大橋前町長が第6回国際会議(ベトナム)に見学者として参加 2011年3月 東日本大震災発生 2011年4月 湾クラブ総務部長より震災のお見舞いとともに再度勧誘を受ける 2012年8月 大橋前町長湾クラブ事務所訪問 2013年12月 第9回世界で最も美しい湾クラブ世界会議に髙平前副町長率いる訪問団が参加 クラブ会員の審査を受け松島湾が加盟決定! |
〈期待される効果〉 ・松島湾のすばらしさを再認識する ・世界でもっとも美しい湾クラブ会員のネットワークが構築 ・知名度が高まることで、世界各国から松島へ外国人観光客 |
〈大橋健男松島町長の喜びのコメント〉 世界の約30カ国と交流がもてるということは、松島と 島湾に誇りを持ち、世界に発信していきたいと思います。
認定書を手にする大橋町長(右)と髙平副町長(左)→
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〈世界で最も美しい湾クラブの仲間〉 今回のクラブ加盟で、世界30国41湾(平成25年12月加盟時現在)との新しいネットワークができました。それぞれが類いまれなる美しい湾を有し、その自然景観を保全しながら地域の発展を目指し活動します。 ▲フランス モンサンミッシェル湾
▲ベトナム ハロン湾
世界で最も美しい湾クラブ公式ホームページ |