第三巻
どんぐりころころ歌碑
童謡『どんぐりころころ』は、松島町出身の青木存義(ながよし)(1879年・1935年)が文部省在職中に、松島で過ごした幼い日を想い作詞されたもので、本人の著書『かはいい唱歌』(大正10年・1921年)に掲載されています。
作曲は梁田貞(やなだただし)。
青木存義は名門青木家の三男として明治12年(1879年)松島町幡谷に生まれ、明治39年(1906年)東京帝国大学文科大学国文科を卒業し、小学校唱歌教科書編纂委員、東京音楽学校教授、文部省図書編集課長、新潟高等学校校長などを務め、文部省在職中の大正年間に『どんぐりころころ』を始め『菊の花』など文部省唱歌を多数作っています。
観瀾亭・松島博物館の敷地にある歌碑は、昭和59年(1984)4月3日に建てられ、松島第五小学校にも同様の歌碑があります。
なお、『どんぐりころころ』は、平成19年(2007年)に「日本の歌百選」に選ばれています。
当館には、祖父青木存義のことを綴った孫の青木菊麿氏の文章を展示しています。
*松島第五小学校(旧幡谷小学校)の敷地は、昭和15年(1940年)に青木存義の兄存秀(ながひで)の長男存廣(ながひろ)から寄贈されたものです。
▲どんぐりころころ歌碑(当館の北側にあり、裏には青木存義の経歴があります)
お詫びと訂正
広報まつしま八月号で清水鑑は清水道鑑の誤りでした。
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